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ピラティスとヨガの違いとは?

ピラティスとヨガは似ている!?

ピラティスとヨガは「女性向けのエクササイズ」として同じカテゴリとして、マット上でポーズをとっている写真を使って紹介されることが多く、また呼吸法に焦点を当てていることなど共通点があるため、ピラティスとヨガの違いは分かりにくくなっています。 ヨガには様々な流派があり、スポーツジムなどでは筋力トレーニングを意識したヨガや、強い発汗作用をもたらすヨガなど様々なバリエーションがあることも、ピラティスとの違いを分かりにくくしているのかもしれません。 体の柔軟性が高くなることや、ココロとカラダに働きかけることなど、ピラティスとヨガには共通して得られる効果はありますが、その目的や内容には大きな違いがあります。  

ヨガの目的とその効果

もともとは精神の修行を目的として発達したヨガ 日本においては、ヨガはエクササイズやフィットネスとしての認識が強いですが、本来は宗教的な場面での修行法として始まったもので、心・体・スピリットを整えることや、精神を鍛錬することを大きな目的としています。 明確な起源は定かではありませんが、紀元前数千年にはヨガの遠い起源があるとも言われており、もともとは瞑想を中心とした静的なヨガとして、解脱(悟りを得る)するための実践的方法・修行法とした発達したそうです。 私も何度かヨガを体験しています。 ヨガをするとカラダのすみずみまで伸ばされる感覚があり、 穏やかな気持ちになります。 太陽礼拝という天を仰ぐポーズがあり、 自分も自然の一部なんだと、感じられます。 また、最後にシャバ・アーサナ(=屍のポーズ)という、 仰向けに寝て、お休みするポーズがあります。 これは頭を空にして、心を無にする時間であり、 リラックス効果もあります。 ピラティスはカラダの至るところに意識を向けるので、 無になる時間はなく、またヨガのようにポーズをとって 静止する、ということはほとんどありません。 また、ヨガは合掌ではじまり、合掌で終わります。 『ありのままの自分を受け入れる』  『自然や人やもの、すべてに感謝する』 ということを教えられ、 より深い精神的な面に重点を置いている印象を私は受けました。  

ピラティスの目的とその効果

身体機能の向上を目的として発達したピラティス ピラティスは、ドイツ人のジョセフ・H・ピラティスが、第一次世界大戦中に負傷した兵士のリハビリを目的として生み出したエクササイズです。 ピラティスにはヨガのエッセンスが取り入れられていますが、 前述のように静止したポーズをとることはほとんどなく、 呼吸をしながら常にカラダを動かしていくもので、 トレーニング的な要素の強い動きが多くあります。 ピラティスは、もともとリハビリのために開発されたプログラムなので、余計な負担をかけずに体を鍛錬することができるのが特徴です。また、ストレッチとともに体の深い部分にあるインナーマッスルが鍛えられるため、背骨や骨盤を正常な状態に矯正し、姿勢が良くなる効果があります。 ピラティスはカラダをエネルギッシュな状態にします また、著名なスポーツ選手の体幹トレーニングやコアトレーニングとしてピラティスが取り入れられており、スポーツのパフォーマンスを高める効果があることも広く知られてきました。 ストレッチとともに体幹やインナーマッスルが鍛えられることによって、姿勢が良くなるだけでなく、肩コリや腰痛の解消や、体が引き締まる効果があるなど様々なうれしいメリットがあります。     ピラティスとヨガの両方を経験してみて感じたことは、 ピラティスはカラダをエネルギッシュな状態にする効果があり、 ヨガにはカラダをリラックスさせる効果があるということです。 ピラティスの効果の詳細はコチラをご覧ください。  
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